市に言いたいことがあるとき、市議会に直接出す「陳情」という道があります。あまり知られていませんが、陳情には議員の紹介が要りません。誰でも1通の文書で出せて、押印も不要です(署名または記名)。名古屋市会の案内にも「議員の紹介を必要としません」と明記されています。
それなのに、ほとんど使われていません。理由は権利が無いからではなく、書き方が分からないからです。市会のページに書式例はありますが、それは画像で、文章では説明されていません。私も画像を4枚ダウンロードして拡大し、ようやく要件を読み取りました。
そこで、困りごとを1行入れると書式どおりの陳情書が組み上がる道具を作りました。所管の常任委員会と提出先、次の定例会も出します。
作るうえで悩んだのが締切です。市会は「各定例会等で締切日を設けています」と書いているのに、その日付を公表していません。推測で出せば、間に合わない日を人に示すことになります。だから締切は表示せず、開会日と事務局の電話番号だけを出しました。作れるものを作らない、という判断です。
委員会の判定にも生成AIを使っていません。言葉の一致で決め、判定に使った語を画面に出し、当たらなければ「判定できませんでした」と正直に出します。実際、作っている最中に「通学路の歩道」を教育子ども委員会と誤判定していました。歩道は道路なので土木交通が正しい。AIに推測させていたら気づけたか自信がありません。
開かれているのに使われていない制度は、身近にあります。埋められない部分は正直に「分かりません」と出す。それが誠実な線だと思っています。
全文はnoteに書きました。
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